Vol.１ 株式会社FSDコミュニケーションズ 代表取締役 鍛冶屋泰彦様

見本でありたい！ファミリーマート23店舗のマネジメント力！！

 

23店舗運営は珍しい？！

23店舗運営と聞いてピンとこない方も多いと思います。実はかなり珍しいんです。フランチャイズなので複数店舗経営されている方はもちろん他にもいらっしゃいますが、23店舗は多い方なんですよ。

弊社も最初から複数店舗一気に始めた訳ではありません。１店舗からスタートし、ひとつひとつのお店でそれぞれの地域、客層、状況に合わせニーズに応えることを追求してきました。お客様の満足を得るためには、社員やスタッフが目指すべき商売をしっかり考え、納得し働くことが大事です。その近道のひとつとして店舗数の増加となりました。

見本となるべき

多店舗運営の経営者として、責任を感じています。他のフランチャイズ運営されている方にとっても見本になるべきと考えております。そのために当たり前のことかもしれませんが、社員やスタッフには３つのことに気を付けるよう伝えています。

「①一般常識を持つこと、②ルールを守ること、③人に対してのマナーを意識すること」です。これを伝えていくなかで「まだ若いから、50歳過ぎて今更…」などの言葉が返ってくることがあります。しかし、年齢は関係ないと思っています。常に社内で伝え続けることで、見本となるお店作りの第一歩になると考えています。

売上げの低下

経営で売上は一番大切なことですが、売上には情報が大切です。例えばこんな事例があります。周囲に田んぼの多い店舗の道沿いに、２年前に競合店ができました。競合店の影響を受け、売上は前年比80％台にまで落ちました。順調に運営できていたお店でもこのように様々な要因で状況は変わります。損益分岐点を含めこのまま継続していけるのか、移転・閉鎖含め検討・交渉していくのか、など見極める必要があります。

その判断には情報が重要です。今回の場合、周辺の田んぼが売りに出されていることや、市によって今後ベッドタウン化される予定があることを確認できました。周辺状況に合わせて計画を立て直しました。地場のお客様のおかげもあり売上も２年で戻すことができました。このように周辺の情報収集はとても重要です。売上が落ちた場合に限らず、近くのお店が潰れた場合は次に何ができるのか？など、周りの状況に常にアンテナを張っています。

マイナスイメージ

現時点では、まだすべての店舗が見本になれるお店だとは胸を張っては言えません。今やコンビニで働くことは、休みが取りにくいなど労働環境に対してマイナスイメージが強いですよね。一昔前は、働きたい職場ランキング１位になったこともあるんですが…。このマイナスイメージを払拭するために、完全週休二日制の導入を目指しています。これが実現することでひとつの見本となる運営スタイルができると考えています。

働き方の多様化に合わせて会社も変わっていくことが今後の課題ですね。

AI化

働き方の多様化に対応していくためのひとつにセルフレジ導入、無人化コンビニなどがあります。今まで人がする必要のあったことが少しずつAI化によって少なくなってきました。これは労働環境を改善していくには必要不可欠です。

しかしコンビニの場合、運営していくなかで人が全く必要ない。とはなりません。お店づくり自体は人であり、お客様とスタッフ、結局人と人とが仕事していくのです。スタッフとの会話を楽しみに来店頂く方もいます。コンビニが地域のコミュニティの場にもなっています。今後も社会の変化に対応していきながら、地場のお客様への想いは変わらず持ち続けたいと思っています。

コンビニ業界

私自身コンビニ経営が好きなんだと思います。仕掛けたことの結果がすぐに出るので面白いですよ。せっかちな私にはとても合っています。

法人経営ですが、各店長にも商売人であってほしいと思います。しっかり情報収集し、自分で計画をたて売り場を作る。それがお客様のニーズにヒットすればすぐに結果も出ます。自分が仕掛けたことで良い結果が出ると楽しいですよね。

結果を積み重ねていくことで、１つの店舗を管理する店長から２～３店舗と複数店を管理する立場になっていくこともできます。

まだまだこれから。お客様の満足、働く人の満足を追求し見本となる企業でありたいと考えています。

鍛冶屋社長オススメ商品

最後に、鍛冶屋社長おすすめの商品を紹介します！

鉄板焼ハンバーグは評論家の方も絶賛されたとか…！
ぜひ一度と言わずに何度も！食べてみてください。