Vol.４ イメージファーム株式会社代表取締役吉長様

絶対に叶える！世界一のお茶屋へ

就任当初

祖父が1930年に創業した「田頭商店」は様々な事業を経て、お茶事業「株式会社田頭茶店」が残りました。日本人はお茶を飲む習慣があるのに大きいお茶屋さんしか残っていけない状況の中急きょ継ぐことになり、約13年前に三代目代表取締役として就任しました。当初は借金だらけで、三畳ほどの床が抜けた事務所からのスタートでした。普通だったら諦めてしまう状況だとは思いますが、「やるしかない！」の精神で立て直す為に二つのことを実施しました。

お茶のティーバッグ開発

一つ目は、お茶のティーバッグ開発です。当時はペットボトルのお茶が出始めた頃でした。急須で入れて飲む本格的なお茶か、ペットボトルかの二択が主流で、その中間的な位置の、急須で入れたお茶と変わらない味を手軽にどこでも飲めるものが欲しいと思いました。すでにお茶のティーバッグはありましたが、四角いぺちゃんこの紙に入っていて、紙の臭いを吸収しあまり美味しくなかったんです。そこで、絹目製のピラミッド型ティーバッグを開発しブランド展開しました。ピラミッド型にすることで茶葉がジャンピングし、急須で入れたような味や香りを楽しむことができます。

カフェ運営会社「イメージファーム株式会社」設立

もう一つは、カフェの運営です。外でコーヒーを飲むところはたくさんあるのに、日本人が大好きなお茶を飲める場所が少ないと感じていました。茶道でも習ってない限り、なかなか家に茶道具もないだろうし…。ティーバッグもですがもっと気軽に本格的なお茶を飲んで頂く為に、広島の金座街に日本茶カフェ「田頭茶舗」第一号店をオープンしました。

猪突猛進

当時は自宅兼事務所のキッチンで、メニュー開発もしました。お抹茶ラテやシェイク、ソフトクリームなど何回も作り直しお抹茶を見るのが嫌になるほどやってましたね。
メニュー開発だけでなく仕事全てに言えるのですが、一度やると決めたことは絶対にできると100％信じてやり通します。猪突猛進なんです。自分が何をしたいか、どのような方向に行きたいかなどイメージし、わくわくしながら進むことを大事にしています。周りの状況を気にするとできないので、そうせずに突き進んでいます。

世界一のお茶屋を目指して

いつしか「世界一のお茶屋になる！」という新たな目標ができました。自分が世界に目を向けたので、アメリカ・シアトルや、中国・上海へ進出したこともあります。例えば、高級外車を買うことを目標にしたら、そのメーカーの車ばかり目に入るじゃないですか。それと同じなんです。常に自分が目を向けていればチャンスは訪れます。

体に優しいお団子

最近は、お団子に力を入れています。今までカフェメニューも様々なものを開発してきました。ロールケーキやラングドシャなどの洋菓子に、米粉やこんにゃくなど和の食材を入れてグルテンフリーの身体にやさしいお菓子を作ってきました。ですがあまり気づいてもらえないんです。そんな時に「もみじ庵」という団子屋を引く継ぐお話を頂きまして、「お餅処 ゆい庵」という名前で５年ほど経ちましたが、お団子がとっても売れるんです。身体にやさしいもので作っていることが、洋菓子より伝わりやすいのかと考えました。今では「田頭茶舗」でも「お餅処 ゆい庵」で作ったお団子や笹水まんじゅうを販売しております。いずれはお団子工場を作って、独自のものを作っていきたいです。

今後のプラン

世界中で愛されるお茶屋や日本茶カフェになることが目標で、このお団子を主力商品としてさらに広げていきたいです。米粉や大豆、小豆などは日本古来から使われている食材です。栄養豊富で身体にやさしく、それらで作ったお団子はまさにスーパーフード。世界でも通用すると思います。カフェ中心でフランチャイズ展開も行っているので、この機会を活かしていきます。実際、新たな海外進出のお話も頂いていますし、世界中に展開したいというよりは、展開します！
あとは、引き続き自分が食べたい！と思ったものをお客様に提供していきたいです。お茶とお団子とおむすびのドライブスルーも面白いなと考えています。これからも目標に向かって猪突猛進！していきます。

店舗一覧

広島金座街店をはじめ、福岡や山口でも展開されております。
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