対談No.13　株式会社シュテルン広島

はじめに

島田：厨房業界とは異なる業種の方と対談する『REAL』。第13回となる今回は、ご縁のある株式会社シュテルン広島メルセデス・ベンツ広島西営業部次長住田さん、営業推進部部長谷村さんとお話しさせていただきます。本日はよろしくお願いします。

住田：よろしくお願いします。

谷村：よろしくお願いします。

株式会社シュテルン

島田：株式会社シュテルンについて教えて下さい。

住田：シュテルンとはドイツ語で星という意味です。メルセデス・ベンツ社の日本における乗用車のインポーターとしてメルセデス・ベンツ日本株式会社が設立され、正規販売店として我々株式会社シュテルンと株式会社ヤナセさんが全国展開しております。

【株式会社シュテルン広島　沿革】
1991年11月8日　設立
1992年10月1日　営業開始
2014年6月26日　メルセデス・ベンツ広島西店改装オープン
2014年6月　 AMGパフォーマンスセンター認定（中四国初）
2016年9月1日　 西風新都サーティファイドカーセンター店　営業開始

メルセデス・ベンツ

島田：日本でメルセデス・ベンツが幅広い世代に浸透した理由はありますか。

住田：浸透した理由は、我々販売側からするとメルセデス・ベンツが最も優れているからと言っていいと思います。自動車における究極の安全と快適はどこのメーカーも目指してきており、我々にはその責任があると思います。そのため、安全装備に関しては特許を独占せず全部公開して、他のメーカーも安全を提供してもらえるよう伝えてきました。また事故があると、その事故がなぜ起こったか、どうやったら防げたか、など現地調査を行い安全性能に反映させています。例えばエアバックやABSを開発したのがまさにメルセデス・ベンツとなります。
また、最新を常に追いかけているメーカーでもあると思っております。例えばいち早くEVを全世界で販売スタートさせていますし、次世代の技術を積極的に採用し推進しています。そのスタンスが車に現れていて商品化されていることも世界中で売れている理由だと思います。

島田：なるほどですね。余談になりますが、同じドイツ車であるBMWはどういう印象ですか。

住田：私が入社した11年くらい前はよく競合していた印象です。その頃新規のお客様と商談した際は、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、レクサスこの4つで競合することが多かったですね。

自動車業界

島田：今後の自動車業界はどうなると思いますか。

谷村：ドイツ本社の中長期の戦略として、今後は電気自動車へシフトしていくと掲げています。電気自動車は充電設備の不安から購入をためらうお客様もいらっしゃいますので、試乗の機会を増やし日常使いを体感いただくことが重要だと考えています。
また、今後は新規のお客様向けにセールスチャネルを拡大する目的でオンラインセールス化が加速していくと言われております。将来オンラインでお車が買える時代が来るということを今の内からお客様に広く浸透させていきたいと考えています。

島田：なるほど、今後はイノベーションのような、例えば車だけに特化しない視点からアプローチしていくという変化があるかもしれないですね。

住田：現場の立場からでいくと、過渡期の中で仕事ができているというのは、今後どう転んでいくのか楽しみではあります。本当に色々な意味で能力のある法人、能力のあるスタッフは生き残っていけるといった、実力主義の世界、少数精鋭になっていくと思います。

将来のビジョン

島田：営業部の将来のビジョンはありますか。

谷村：数年後にはお客様に選ばれる時代が来ると思います。従業員の満足度はもちろん大事ではあるんですけど、お客様第一で行く必要があるなという気がします。

住田：そうですね。まずはお客様に評価いただく会社でないと代理店として生き残れないと思います。

島田：例えばターゲットを絞るというのはビジョンとしてありますか。

谷村：ネットにも記事が出ていましたが、今後メルセデス・ベンツはラグジュアリー化していき本来の姿に戻す、というアナウンスは出ていますね。

住田：例えばマイバッハというような高額車種のボリュームを上げるという展望があるそうですよ。

島田：本日は貴重なお話しをありがとうございました。

住田：こちらこそありがとうございました。

谷村：ありがとうございました。

■株式会社シュテルン広島メルセデス・ベンツ広島西ホームページ
https://www.mercedes-benz-hiroshima-nishi.jp/passengercars/startpage.html