対談インタビュー No.14

対談:REAL

はじめに

島田:厨房業界とは異なる業種の方と対談する『REAL』。第14回となる今回は、弊社の業務アプリケーションをマネジメントしてくれている、リコージャパン株式会社・デジタルサービス技術本部・西日本DXソリューション事業部・事業部長千代延さんとお話しさせていただきます。本日はよろしくお願いします。

千代延:よろしくお願いします。

西日本DXソリューション事業部

島田:千代延さんが事業部長を勤めている西日本DXソリューション事業部について教えてください。

千代延:弊社には大きく分けて、営業・カスタマーエンジニア(CE)・システムエンジニア(SE)3つのお客様接点機能があり、私どもはシステムエンジニア(SE)の部門になります。
またSE組織の中でも、サーバー・ネットワークといったITインフラを構築する部隊と、その上に導入するアプリケーションを扱う部隊に分かれます。私はアプリケーションの部隊に所属しており、中部以西の西日本地域を担当しております。業種・業務アプリケーションの開発・導入・活用サポートを基軸として、お客様企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の促進がミッションとなります。

リコージャパン株式会社

島田:リコージャパンの理念について教えて下さい。

千代延:リコーの創業者、市村清が提唱した、三愛精神「人を愛し、国を愛し、勤めを愛す」を原点に、仕事を通じて、自分・家族・顧客・関係者・社会のすべてを豊かにすることを目指しています。
そして、変革の先にある働きがいと経済成長が両立する持続可能な社会を目指していく想いを、「“はたらく”に歓びを」という言葉にして、企業理念の中の「使命と目指す姿」として掲げています。

島田:リコージャパンならではといった特徴はありますか。

千代延:大手から中小企業まですべての層がお客様である点ですね。昔は“コピー機”のイメージが強かったかもしれませんが、今ではオフィスに必要なものすべてをお届けしています。そういったオフィスに必要なものすべてを提供できるマルチベンダー提案が強みです。

島田:マルチベンダーというのは?

千代延:コピー機以外はメーカーに縛られずどこの商品でも扱えて、お客様にとって最適な提案ができます、ということですね。

島田:なるほど、我々も「厨房のコンビニエンスストア」を掲げて、ディスポーザメーカーですが、それ以外の厨房機器でお客様が欲しいものを提案しましょうとやってきました。

千代延:昔はインターネットも発達しておらず、扱える会社が少ない商品は価値がありましたが、今ではどこからでも調達することができるので、いわゆる提案力を高めていく必要があると思っています。

提案力

島田:さきほど提案力を高めると仰っていましたが、SE部隊も含めてですか。

千代延:はい、そうです。昔はプログラムを作るということ自体に価値がありましたが、今では例えばキントーンというクラウドサービスを利用することでプログラムのコードを書かなくても業務アプリを作ることができるようになりました。今までは誰にもできないから価値があったものも、技術革新によって途端に価値はなくなる。じゃあ、その次の価値は何だろうと考えたときに、お客様のやりたいことだけを実現するのではなく、様々な環境変化を踏まえた“一歩先のゴール”を見越した提案を行うための“コンサル的なアプローチ”ができるようになる必要があります。
また、お客様と私どもベンダーは従来の“委託者・受託者”の関係ではなく、“相談されて、提案して”を繰り返す共創パートナーとして、お客様と一緒に考え創り上げていくというスタイルに変わっていくと考えています。

島田:そうですね。いわゆる専門店から百貨店というように、聞けばなにか提案してくれるといった安心感があるように変わっていくのは非常に大事だと思います。
本日は貴重なお時間をありがとうございました。

千代延:こちらこそありがとうございました。

RICOH 本町橋 Work Base(ショールーム)見学

対談後、ショールームを見学させて頂きました!一部をご紹介致します!

代名詞である複合機
広くて素敵なショールームでした!
ミニセミナーのコーナー
RICOH Interactive Whiteboard(電子黒板)や、
RICOH Meeting 360(WEB会議デバイス)など沢山設置されていました!

詳しくは下記URLからホームページをご確認下さい!

■リコージャパン株式会社ホームページhttps://www.ricoh.co.jp/sales/about

プロフィール

千代延 栄治(ちよのぶ えいじ)
1965年11月11日、島根県江津市有福温泉町で生を受ける。
趣味はドライブ、旅行、スキー、お酒、料理、たまにギターと多彩。


座右の銘とかは持たないタイプとのことだが、ピーターF・ドラッカー(マネジメントの父)とエリヤフ・ゴールドラット(著:ザ・ゴール等)を師と仰いでおり、常に思考の根底に置いている。
お気に入りの名言はパブロ・ピカソの「優秀な芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む」。
ちなみにこの言葉は、あのスティーブ・ジョブズもお気に入りだったとのことで、“イノベーション”には大変重要な要素だと感じている。

そして、この“イノベーション”は、最初に書いたドラッカーの「企業の目的は顧客の創造である。したがって、企業は二つの、ただ二つだけの企業家的な機能をもつ。それがマーケティングとイノベーションである。」という言葉に繋がる。

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