
前回はパッケージタイプについて説明しました。今回は厨芥処理機の2つのタイプのうち、システムタイプについて紹介していきますね!
☞▶【第2回】パッケージタイプをチェックする

お願いします!
システムタイプ

システムタイプは厨房内において、複数の場所で発生する生ごみを粉砕し、スラリー配管にてポンプ圧送し脱水機に送ります。パッケージタイプと同様に、脱水機内スクリーンにスクリューでプレスされることで固形分と水分に分かれて排出します。
排出された生ごみは、設置されたポリバケツに自動投入され、設定重量溜まると自動的に交換されます。


給食センターや病院といった、大規模向けの機器ですね。

そうですね!
現場の状況によって、システムタイプはAシステム・Bシステム・Cシステムの3種類から選定します。
Aシステムは、2台以上の粉砕機を同時に運転し、脱水性能を安定させるため調整タンクを設置する必要がある場合に選定します。
Bシステムは、粉砕機を同時に運転させず、調整タンクの設置が必要ない場合に選定します。
Cシステムは、粉砕機内蔵シンクから脱水機の距離が短く、搬送ポンプを必要としない場合に選定します。

現場の環境やオペレーションにあわせて選定ができますね。

また、1日に出る生ごみの量(食数)によって、交換装置GD-1(ポリバケツ1ヶ)・GDR-6(ポリバケツ6ヶ)・GDR-9(ポリバケツ9ヶ)の3種類から最適な機種を選択できます。
システム例 | Aシステム1:2 | Bシステム1:2 | ||||
交換装置 | GD-1 | GDR-6 | GDR-9 | GD-1 | GDR-6 | GDR-9 |
給食センター | 5000食未満 | 5000~8000食 | 8000食以上 | 5000食未満 | 5000~8000食 | 8000食以上 |
病院 | 300床以下 | 300床以上 | 300床以下 | 300床以上 |



納入事例

納入事例として、中部の約5,000食規模の給食センターにBシステム1:2を納入しております。




Bシステム1:2ということは、脱水機が1台、粉砕機内蔵シンクが2台設置されていて、調整タンクはない現場ということですね。
操作手順

システムタイプは、粉砕機側と脱水機側にそれぞれ制御盤があります。脱水機側の準備が出来次第、粉砕機側を操作することで、全ての機器が自動で連動して動作します。動作が始まれば、シンクに生ごみを投入するだけで、粉砕しポンプ圧送、(調整タンクがある場合は一時的に溜まり、)脱水まで行います。
操作は、制御盤またはシンク側面のボタンで運転・停止が行え、異常があれば異常ランプが点灯してシステム全体が停止します。そうなったら、電源を切り異常箇所をチェックして解除を行います。

厨房内の生ごみをその場で処理できるから、衛生区域から出入りしなくてもいいのは助かりますね。

・システムタイプは複数の場所で発生する生ごみを「粉砕」後「ポンプ圧送」され、「脱水」する
(給食センターや病院といった、大規模向け)
・現場のオペレーションや1日に出る生ごみの量(食数)によって、システムと交換装置を選択できる
・操作は粉砕機側と脱水機側制御盤を操作することで自動で連動し動作する
・生ごみを衛生区域から出入りせず持ち運びも不要となるため、衛生導線を確保できる
次回

次回は粉砕機内蔵シンクについて詳しくご紹介します。

次回もお願いします!
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